発達障害と将棋
将棋の世界には昔からこんな言葉がある。
「棋は対話なり」
「将棋に勝って勝負に負けた→内容では勝ったけど、勝負は負けた」
逆もある。
自分は将棋のおかげでかなり自信がついた。何に自信がついたかと言うと、''人との距離感覚''
当たり前だけど将棋は一人じゃ出来ない。相手がいて初めて成り立つゲーム。
将棋がビジネスに似てるなと気付いた事も大きな収穫だった。
「棋は対話なり」
「対話」って実はかなり難しい。「会話」じゃない。
ある意味カウンセラーレベルのスキルだ。
自分は将棋を指す時いつも対話を意識して相手や自分とのバランスを取ろうとしている。
勿論、勝負なので負けたくないから如何に「戦わずして勝つ」を実践出来るかいつも試行錯誤を繰り返しながらプロの棋譜を並べたり詰め将棋を解いたり、たまに定跡の理解に努めているが、発達障害なのか性格なのか気がついたら相手を一方的にボコボコにしている。
将棋が一方的になりやすい。
詰ます時は直線的。
20代の頃は一時、強い人の真似をして曲線的に指したりしていた事もあったけどその時は結構勝てていて曲線的な将棋の面白さに夢中だった。
だけど、より強い相手になるとそれも通用しなくなったので自分らしい直線的な将棋を指している。理想は状況に応じて最善の手を指す
直線的とは分かりやすいという意味。
1➕1=2みたいな誰が指してもそうなるであろう結果。定跡とか。
駆け引きなんて高等戦術は、得意じゃない。出来ない事はないけど経験上得意じゃない事してもあまり良い結果にはならない事が多い。無意識化や相手には為になってるのかも知れないが。
最近はコンピュータの普及もあってか攻撃的な棋風の人が多いような気がする。
コンピュータは攻撃8:防御2 くらい。
自分の将棋はちょっとコンピュータに似てるところがあり、血も涙もない将棋を指す。所謂「友達を失くす手」。
優しさが足りないんです😭
ただコンピュータと違うのは攻撃6:防御4くらい。
バランスが好きなので、いつもバランスを意識している。
①駒の損得←これは自分はあまり重視しない。 損得より道理に合ってるかでしょう?笑
②駒の進展度→これが一番好き(駒が前にでる将棋が好き)戦いの役に立っていない駒を''ニート''と言ったりもする。
③王様の堅さ→攻め将棋の人は王様を固めて、ドンドン攻めてくる。穴熊🦡なんて囲いをする人も多い。(穴熊は王手がかからない)
強い人は駆け引きしながら、戦い方を決める。(急戦か持久戦か)
④手番→先手必勝?カウンター?
だいたい指す時は4つの形勢判断を常に確認しながら、対話をしようと努めるが中にはどうしても波長が合わない相手もいる。
そういう相手と指す時は自分の読みがことごとく外れるのである意味面白い。
強い相手には自分もそう思われているんだろうなぁと思うと勉強になる。
将棋は本当にいろんなことを教えてくれる。
自分を教えてくれる。相手が教えてくれる。
色んな占いがあるけど、自分から言わせてもらうと将棋を一緒に指すだけで会話するより相手の事が分かる。
沈黙の力